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REENAL(R):「りそなオルガンコンサート」も今回で3回目となります。これまでは、オルガニストの方をお一人づつ招いてのコンサートでしたが、今回はお二人をお招きして、ということになります。REENALは、企業や大学や行政や地域やアーティストなどとの協働、すなわち「コラボレーション」を展開しているのですが、今回のコンサートはまさに、お二人の「コラボレーション」ですね。オルガンの協奏、連弾というのは、やはり珍しいのでしょうか?
勝山雅世さん(KM):そうですね。曲数も少ないですし、演奏される方もそんなに多くないですね。という訳で、自分たちの演奏したい曲をアレンジするということが多いです。
R:今回演奏していただく曲もそういった感じなのでしょうか?
近藤岳さん(KT):もともとオルガンの連弾を想定されて創られた曲も含まれていますし、ピアノの連弾のために書かれた曲をオーケストラで演奏したらどうなるだろうかという観点でオルガン用にアレンジしたものも含まれています。また、皆様がご存知の曲をオルガンを使って編曲するとうものもあります。さまざまな連弾の切り口で皆様に聴いていただこうと思っています。連弾というのは、手足の数が2倍になりますので、音の迫力、華やかさや、充実度が増します。特に、今回のお楽しみ的な演奏として、4足だけでの演奏「足だけ連弾」もあります。
R:われわれも協働って難しいなぁといつも感じているのですが、オルガンの「連弾」でもそういう難しさってあると思うのですが…。
KM:そうですね。ピアノの場合は、鍵盤を弾く瞬間を合わす感じなのですが、オルガンの場合は、鍵盤を弾いている間は音が鳴り続けてくれていますから、鍵盤から手を離す瞬間も合わさないといけないんですね。そのあたりもオルガン連弾の醍醐味とかも言えると思います。
R:まさに「あうん」の呼吸ですね。そのあたりの「感覚」はどんな感じなのでしょうか?
KM:私たちの場合は、近藤さんが完全にリードしていただいています。がっちり器が出来ているところに私はただただ乗せるだけって感じですね。近藤さん9に対して、私1って感じでしょうか。
R:近藤さんは「いえいえ」とおしゃっていますが…(笑)。

KT:本当に勝山さんとの連弾はやりやすいんですよ。音楽の感じるところを「こんな感じ」という具合にオルガンの音で返してくれるとか、まさに「音のキャッチボール」をしている感じですね。オルガンの場合は、場所や楽器で全然変わってくるんですが、そのあたりも踏まえて音楽を一緒に創っていける、って感じですね。
R:お一人のときとは違う醍醐味ですね。その日の会場やお客様によって、演奏も変わってくるという所は興味深いんですが。
KM:そうですね。お客様と一緒に創るっていう感じなんですね。お客様あっての私たちですから。お客さま1人おられればコンサートは成り立ちますが、誰もいなければ、コンサートは成り立たないんですね。
R:まさに「一体感」ですね。実は、今回のコンサートはお二人とお客さまとのコラボレーションでもあるということがわかりました。さて、今回のコンサートでは、お二人での演奏もある一方で、お一人づつの演奏もある訳ですよね。一方で、「コラボレーション」、もう一方で「ガチンコ勝負」というのは、やりにくい面もあるような気がするのですが、そのあたりはいかがでしょうか?テニスで言えば、ダブルスでペアを組み、その後シングルで戦うみたいな感じではないかなぁ、と思うのですが。
KM KT:(笑)
KM:同じ楽曲をそれぞれ演奏するのではなく。プログラム全体を観ながら、近藤さんがこの曲を演奏するなら、私はこの曲という感じで、お互いの曲を決めていきますので、「戦い」というよりは「バランス」です。全体のバランスを考えての曲構成をプロデュースしていくということも、実は二人のコラボレーションですね。
R:そのあたりも踏まえて今回の曲構成の聴きどころを少し教えていただければ幸いです。
KT:二人で演奏させていただくということで、二人で一緒に一つのオルガンを連弾する曲もありますし、もう一つ楽器を用意させていただき、協奏するという曲もあります。いろんな音楽の可変の面白さをお伝えできればと思います。特に前半は2台のオルガンを使っての曲、そして一人で弾くオルガンの協奏曲があって、最後にオルガンの連弾のために創られた曲があったりするんですけど、二人で弾く面白さと、その間にソロがそれぞれ挟み込まれている面白さ、そして、全体的には、初めてオルガンをお聞きになる方々でも馴染みの曲で楽しんでいただけるように、随所に楽しみを散りばめております。そういう意味ではオルガンの音色を十二分に楽しんでいただけるコンセプトになっていると言えますね。

KM:コンサートというのは人が創るもので、人柄が完全に出ると思うんですね。その人柄がわかってもらえるようなプログラムにしました。と言いながら、ほとんど近藤さんに考えていただいたんですけど(笑)。
R:当日が本当に楽しみですねぇ。おそらく、このようなハイブリッド式パイプオルガンの演奏を初めて聴かれる方も多いと思います。REENALとしても、このような機会を設けさせていただき、オルガンのファン層がどんどん広がっていけばいいなぁと考えています。過去2回のコンサートでもそうだったんですが、休憩時間に、パイプオルガンの前で写真を撮られたり、構造にも興味があられるようです。これはリクエストなんですが、途中のMCなんかで、オルガンの構造なんかも入れていただけると有り難いのですが…。
KM:わかりました!
R:最後にウェブサイトでこのインタビュー記事を読んでいただいている方々にメッセージをそれぞれいただければと思います。
KT:とにかく、楽しんでいただければと思います。オルガンはヨーロッパの教会を中心に育まれたという歴史を積み重ねてきた楽器ではあるんですが、コンサートを演出する1つの楽器としても脚光を浴びる局面も増えてきている状況です。ですから、今回もいろんなレパートリーがありますが、音色を純粋に楽しんでいただいてもいいですし、二人の音のやり取りを楽しんでもらったり、知っている曲が違うテイストで料理されて登場することも沢山ありますので、そのあたりを楽しんでいただいてもいいかと思います。
KM:私もそうなんですが、「今日天気が悪いから、しんどいから」と思っていても、会場に足を運んでコンサートに参加すると、「やっぱり、来てよかった」と感じられることが多いですね。「オルガンって聴いてみたいけど、行くのが面倒だな〜」と思われる方もおられると思いますが、会場に足を運んでいただくことが第一歩。足を運んでいただければ、一緒に音楽ができるんで、まずは是非会場に来てください!
R:当日のコンサートは、お二人とご来場される方々との素敵なコラボレーションになりそうですね。当日を楽しみにしております!当日も宜しくお願い致します。本日はどうもありがとうございました。
KM KT:宜しくお願い致します。ありがとうございました。