REENAL PROJECT

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2008年07月27日 15:41

男たちの旅3その9

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まだ俺は釣りを完全に理解した訳じゃない。そして多分いつまで経っても半人前なんだと思う。

ただこれからも時々釣糸を垂れたい衝動にかられるのだと思う。そこにいるのは四半世紀前にただ車のルーフキャリアに載せる為だけにボードを買った俺ではない。下手をすれば何も釣れず、基本的には魚都合、環境に優しいわけでも何かを生み出すわけでも身体が鍛えられるわけでも明日の日本が救えるわけでもない。

だからこそ、俺はまた一番後ろから借り物の竿を持って煩悩に迷い続けるのだろう。

2008年07月27日 15:26

男たちの旅3その8

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熱中症寸前になり堪らず撤収。暑さで空腹も自覚出来ないまま一路青空市場なる地物の魚料理屋へ。ガッチョなるコチの幼魚の唐揚げ、穴子、そして泉州と言えばの水なす…

一息ついてふと車中から外を見ると疑惑のスーパーマーケットの工場が…

唐突に終わる道のり、次回男たちは工場見学に突入するのか…………?

2008年07月27日 12:49

男たちの旅3その7

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釣っても釣ってもフグが釣れる。フグまたフグ…
釣れても喜ばれず、ビクにも入れてもらえず、海に戻してももらえず…

もしも生まれ変われるものなら、そんなフグに私はなりたい…か?

2008年07月27日 12:13

男たちの旅3その6

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ピーカンに晴れ渡った空、暑いが湿気が少なく快調。徳島大学の男とノットオンリー岸和田男は2時に集合4時から釣り続けているらしい。というのも失笑を買いつつ俺が合流したのが何と7時、ペースを守るにも程がある。

酒井和歌子はいなかったが、魚は流石に潤沢、しかしやや小ぶりが気になる。引きの快感は相変わらずだが、これじゃまるで淫行じゃ…
危ない妄想をよそに、ノットオンリー岸和田男は海に仁王立つ。と、突然聞こえる淡輪海水浴場での占いを告知するアナウンスが、この地の限界を告げる。

2008年07月27日 12:11

男たちの旅3その5

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釣りにゴルフ、何故夜明け前から始動できるのか?始発を待つ為だけにオールするのと同じくらい理解出来なかった。生活のリズムを壊してまで情熱を注ぎ込む理由が。

釣りと言えば遠い昔の父の背中を思い出す。退屈で堪らない一方でいつまでも見ていたいエディパスに広い背中。いかん今日の退行はあまりにも女性的に過ぎる。

あれから幾千年を経た半年ほど前のこと、夜中に車中に揺れる自分を半ばパロディ化しつつ向かった南の海、全く釣果も期待せぬまましかしお膳立てされての引きに、この達成感って「私何かおかしいの…」なワーディングをGETしたときのそれと何ら変わらないことに気付いた。

悩める同士よ。官能と感動の狭間で夢を見たければ、ヒントは恐らく釣りにある。

他と全く違うモチベーションを持って、今俺は借り物初心者用の竿を握りしめる仮免中の釣り人としてここにいる。「前日現地入り」という訳のわからない襟持の守り方を以って。

2008年07月27日 12:10

男たちの旅3その4

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釣り人たちが立ち去った後の港町は寂しい。さざなみなる食堂で地魚を求めるも、残念ながら酒井和歌子ならぬ欧陽菲菲が玄人っぽい艶をたたえて俺を出迎える。味は漁師料理な男味だがいかんせん選択肢に課題を残す。仕方なく近くの魚屋でよこわを買い求め、付近で唯一営業を続ける鄙び過ぎた旅館で食す。
腹ごなしに付近を散策するも、山と海に囲まれたこの地は恐らくどこかで時が止まっている。

ところでスーパーオークワはなぜ8時50分閉店なのか?54分から天気予報とニュースなのか?謎に包まれつつ夜の帳が降りていく…

2008年07月27日 12:07

男たちの旅3その3

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深日の海で暫し黄昏ようと駅舎から二、三分の港に行くと釣り人たちが群がっている…
俺の知らない世界がそこに。暑いだろ普通ダルいだろ普通眠いだろ普通飽きるだろ普通退屈だろ普通だって待ってるだけじゃんだって座ってるだけじゃんだって攻めらんないじゃん…
でも羨ましいてな感情に揺れる

2008年07月27日 12:05

男たちの旅3その2

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もうそこに和歌山が見えるひなびた漁港。今回は流れ着いたこの「深日港」を動くつもりは無い。

旅とは動くためにあるのではなく、逃げるためのものだから。

夜明け前にはいつもの徳島大学の男や、岸和田に住みながらだんじりとは一線を画すノットオンリー岸和田男が釣竿を抱えてやってくる。
俺は昔四国や淡路島を結ぶフェリーが発着し、港のヨーコや波止場のジョニー、要は昭和の幻想が色濃く残っていたであろうこの港の「いま」が知りたかった。もしかしたら、恐らく小学校当時と何ら変わらぬ外形と印象を維持しつつも哀しいかなそれ故に恐らく生涯「昭和」から逃れられない酒井和歌子に会えるかも知れないと…

深日港の駅舎は、淡い期待をぶち破る哀愁を帯びて夏の光の前にその身を縮こませていた。

2008年07月27日 11:47

男たちの旅3その1

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これは「旅」じゃない。

いわゆる「旅」ブログが氾濫し、皆競って「旅」を続けている。だが男たちは単に逃避し続けているに過ぎない。男たちは逃げ続け、そのためだけに移動を重ね続ける。

もうフードファイトは要らない。男たちは男たる故に宛無き途を彷徨い続ける。何を得ようともせず、また何も捨てようともせずに。「人生」という分不相応な荷物を降ろすことも出来ず、男たちは束の間の休息に逃げまとい、そして自分自身に辿り着きやむなくそれと向き合う。

そうこれは旅の物語じゃない。総ての男たちに贈る、どうしようもない逃避の物語なのだ。

2008年07月27日 11:46

プロデューサーは熟考の旅、その間に「男たちの旅」シリーズ第三 弾が始まる!

プロデューサーは大阪が一番大阪らしい日に大阪を離れる旅に、その間に、あの男たちの旅シリーズ敢行のメールが…!

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